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主要目を表−1に、外観を写真−1に示す。

Table-1 Items of suspension device

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Photo-1 Suspension device

3. 鉄筋ユニット工法の施工性
開発した鉄筋ユニット工法を横浜港、小名浜港及び常陸那珂港でのケーソン製作工事に導入した。ここでは、横浜港で実施した鉄筋ユニット工法の施工性に関する調査結果を紹介する。
3−1. 横浜港における鉄筋ユこツト工法の導入例
横浜港の岸壁用ケーソン製作において、底版を除いた2〜4ロット部分について鉄筋ユニット工法を導入した。製作したケーソンの諸元及び概要図を図−6に示す。
(1)鉄筋ユニットの分割方法
名ロットの鉄筋は、図−7に示すように36個のユニットに分割することとし、4隅のコーナー部にはL型ユニット、側壁及び隔壁には大型及び小型平面ユニットを配置した。名ユニットの諸元を表−2に示す。
(2)鉄筋ユニットの製作架台
L型ユニット及び平面ユニットを製作するための架台をそれぞれ製作した。製作架台は図−8及び9に示すように、横筋を受ける切り欠きを有する支持材、縦筋のピッチに合わせて設けられた位置決め材により構成されている。
鉄筋組立作業は、横筋を受ける切り欠きと縦筋の位置決め材に従って鉄筋を配置することによって簡単に行える。また、製作されたユニットは、建て込みまでこの架台の上に仮置きされる。なお、平面ユニット製作架台は平面ユニットの製作数が多いため、製作架台を3台製作した。
(3)鉄筋ユニットの製作及び建て込み
L型ユニットの組み立て手順を図−10に、平面ユニットの組み立て手順を図−11に示す。組み立て後の鉄筋ユニットは、図−12に示す手順で建て込まれる。L型ユニットの建て込み状況を写真−2に示す。

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Fig.6 Caissons at Yokohama Port

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Fig.7 Dep1oyment of unit reinforcements

Table-2 Dimension of units

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